9. 支援と衝突

軍が移動した場合、軍同士の衝突が発生します。軍は、陸軍にしても海軍にしても、1戦力を保有し、1戦力同士がぶつかろうとした場合、にらみあいになって、攻め込む側は結局移動ができずに終わります。これを打破するために、支援があります。支援は、移動や待機をしようとする他の軍の戦力を増す力があります。1つの軍が支援をしたら、支援を受けた軍は2戦力になるわけです。

支援は、どのように行えるのでしょう。支援を行う軍は、支援を行いたい先に対して、以下の条件が必要です。
支援先は、支援元の軍が1ターンで移動可能な場所であること。
支援元の場所に、支援先以外にいる、他国の軍からの移動がないこと。
上の条件は、命令書を書く時点で気をつけることです。注意点は2つ。ひとつ、支援元の軍は、支援先の場所が移動可能であること。海軍であれば移動のできない内陸への支援はできませんし、陸軍で海域にいる海軍を支援することも不可能です。海岸をもつエリアにいる海軍は、移動先というのが、接岸している海岸に左右されることも忘れてはいけません。もうひとつ、支援先の軍が移動をする場合、その軍の移動元が隣接地である必要はありません。

下の条件は、命令の解決時点で決まります。しかし、支援を考える際には、他国に干渉されて支援が切られることを考慮しておく必要があるでしょう。

支援が解決され、各軍の戦力が決まれば、あとは解決です。戦力が同数、または進入側のほうが少ない場合は、移動は行うことができなかったことになります(このことを、スタンドオフと呼びます)。この場合、待機とは違いますので注意。進入側の戦力が1でも上回った場合は、もともとその場所にいた軍は「敗走」し、その場所から退去しなければなりません。このとき、その場所にいた部隊に輸送命令が出ていた場合、その輸送もキャンセルされ、その結果、陸軍の輸送ルートが1本もなくなった場合、陸軍の移動も失敗します。

さて、ここからはケース・スタディです。

ケース1 2対1
rule901

Rus A TAS – KAG
Eng A KAM S Rus A TAS – KAG
Cha A URU – KAG

ロシア陸軍が、英国の支援を受けて、中国領のKAGに攻め込みました。中国URU陸軍もKAGに移動しようとしましたが、TASは2戦力、URUは1戦力のため、URU陸軍は移動ができず(進んで負けたのではなく、移動自体が失敗になります)、TAS陸軍がKAGへ移動します。

ケース2 支援の切断
rule902

Rus A TAS – KAG
Eng A KAM S Rus A TAS – KAG
Cha A URU – KAG, A TIB – KAM

ケース1同様、ロシア陸軍が、英国の支援を受けて、中国領のKAGに攻め込みました。しかし、中国は英国が支援することを予測し、TIBからKAMへ移動をかけました。このため、KAMの英国陸軍のロシア陸軍への支援が切られ、TAS – KAG, URU – KAGは1対1となり、双方移動に失敗します。もちろん、KAMとTIBも、1対1ですので、TIBは移動ができず、このターンはたくさんの軍が移動を試みながら、結局戦線は膠着状態のままとなったわけです。

ケース3 支援が切れない
rule903

Rus A TAS – KAG
Eng A KAM S Rus A TAS – KAG
Cha A KAG – KAM

ケース1の際、もともと、中国陸軍がKAGにいた場合のケースです。ロシア陸軍が侵攻し、それを英国陸軍が支援する図式はかわりません。中国のKAG陸軍は支援を行う英国の陸軍のところへ移動しようとしています。初心者が忘れがちなミスのひとつに、「支援先の場所からやってきた軍によっては支援は切られない」というルールがあります。英国陸軍の支援先は、KAGです。ロシア陸軍が元にいた場所(TAS)は関係がありません。そのKAGからやってきた軍によっては支援は切れないため、結果、
KAGとKAMは1対1なのでKAGの陸軍は移動できない。
TASとKAGは2対1なのでKAGの陸軍は敗走する。
となります。

ケース4 でも支援が切れることだってある
rule904

Rus A TAS – KAG
Eng A KAM S Rus A TAS – KAG
Cha A KAG – KAM, A TIB S Cha A KAG – KAM

ケース3の場合で、KAGの中国陸軍が、TIB陸軍の支援を受けて英国領のKAMに侵攻した場合です。この場合はどうなるのでしょうか。
KAGとKAMは2対1なのでKAGの陸軍の移動は成功し、KAMの支援は失敗し、KAM陸軍は敗走する。
KAGの移動が成功したので、空き地とるKAGにTASの陸軍はなにごともなく移動ができる。
こんな結果になります。もし、支援先から移動してきた軍があっても、敗走にまで追い込まれたら支援はなかったことになるのです。今回はKAGの移動が成功した結果空き地になってしまったのでTASの移動が阻止できませんが、もしURUにも陸軍がいて、KAGに移動させていたら、TASとURUは1対1でスタンドオフが発生していたに違いありません。

ケース5 2対2
rule905

Rus A TAS – KAG, KIR S Rus A TAS – KAG
Cha A URU – KAG, A TIB S Cha A URU – KAG

ロシアTAS陸軍がKIR陸軍の支援つきでKAGに進入しようとしています。中国陸軍も、URU陸軍がTIB陸軍の支援を受けながら進入しようとしました。こういったケースは簡単で、単純に2対2となって、どちらも移動に失敗します。

ケース6 入れ替わり、はできないよ
rule906

Rus A TAS – KAG
Cha A KAG – TAS

ロシアTAS陸軍がKAGに移動しようとするのと同時に、中国KAG陸軍もTASへ移動しようとしています。こういう場合も、1対1で双方移動ができません。軍は入れ替わることはないのです。

ケース7 スタンドオフの渦中に。。
rule907

Rus A KIR – KAG, TAS S Rus A KIR – KAG
Eng A AFG – KAG, KAM S Eng A AFG – KAG
Cha A KAG Hold
ロシアの陸軍と英国の陸軍がそれぞれ2戦力でKAGに進入しようとしました。KAGには中国陸軍が1軍ポツンとしています。ケース5の場合の、進入先に軍がいるケースですね。この結果はどうなるのでしょう。
もちろん、ケース5で説明した通り、こういうケースになればロシアと英国の陸軍は2対2で、どちらも移動が失敗します。中国の陸軍は?移動自体が失敗のですから、なにごともなく、KAGにとどまります。

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