7. 命令書の書き方

外交をしている中で、当然、このターン、自軍をどう動かすか、相手はどう動くのか。これを常にシミュレートする必要があります。この章では、ひとつひとつの軍は、なにができるのかの概要と、命令書の書き方について説明します。

軍隊がとれる行動は、以下の4つです。実にシンプルです。

  • 移動
    軍隊を、いまいる場所から隣接地へ移動させます。陸軍は陸地のみ、海軍は、海域と、海域に隣接する陸地に移動ができます。移動の際には、当然、他の軍と衝突することもあります。衝突についての解決方法については、次章にて詳しく説明します。
    重要なルールとして、このゲームでは、国籍、種別問わず、1つの地域には1つの軍しか存在することができません。軍のいる場所に他の軍が入ろうとすれば、にらみ合い、はたまた、紛争が発生するのです。
  • 待機
    軍隊は移動せず、その場でとどまります。
  • 支援
    このゲーム、軍隊は陸軍でも海軍でも同じ1戦力となり、同戦力であれば引き分けになります。支援は、移動または待機をしている軍に対して力を貸すことで、支援対象の戦力を増加するための行動です。ちなみに、支援を実行している部隊はその場に止まっているため、待機と同じ扱いです。他の軍の移動や待機を支援しようとしているため、他の国の軍が領域に進行しようとしていた場合には、その軍を対応するため、支援行動ができなくなります。軍の行動においては、このこと(支援が阻止されること)は重要な要素です。
  • 輸送
    海を隔てた地域を陸軍が移動するために、海軍、それも海域にいる海軍だけが取れる行動です(陸地にいる海軍はできません)。輸送もまた支援と同様、待機扱いですが、支援と違い、他国の軍が領域に進行してきても、敗退しなければ輸送に影響は出ません。

以下、先に、命令書の書き方を説明します。

命令書の基本フォーマットは、以下の通りです。

<軍の種類> <軍隊の位置> <命令内容>
例) A MAC – SEO

「軍の種類」は、A(Army: 陸軍)、またはF(Fleat: 海軍)を書き、自分が保有する軍の位置を「軍隊の位置」に書いていきます。まず、命令書を書く前に、軍の種類と軍隊の位置を列挙しておくと間違いや抜けがなくていいです。たとえば、日本プレイヤーの最初のターンを例にとれば、

A KYO
F OTA
F TOK
F KYU

と、こんな感じです。各行動における、命令書の書き方について個別に説明をしていきましょう。
移動
移動は、簡単に、命令内容のところに行き先を書けばよいだけです。たとえば、
F TOK – OS

こんな感じです。簡単ですね。

海軍の場合、海岸をあわせて書く必要がありますが、それは次節で説明しましょう。
待機
待機の場合は、命令内容をなにも書かなければよいです。自分でわかりやすくしたい場合は、「待機」とか「Hold」と書いておけばよいでしょう。
A DEL HOLD

待機はそんなに使うことがないのかもしれませんが、補給都市の占領は偶数ターンの終了後であることをお忘れなく。
支援
支援は、ちょっと複雑ですし、間違ったり、書き漏れをすることも多いので、よく読んで覚えてください。記述要領は、以下の通りです。
<軍の種類> <軍隊の位置> S <支援先の部隊の国籍> <支援先の部隊の行動>

これだけだと、よくわかりませんね。では、ケーススタディです。
たとえば、日本プレイヤーが、自国のTOK海軍がOSに移動するのを、OTA海軍で支援しようとした場合の命令書は、こうなります。
F TOK – OS
F OTA S Japan F TOK – OS

Sというのは、Support、支援のことです。まず、支援をするという「S」の命令が最初にきて、その後に、日本軍の海軍がTOKからOSへの移動、と、支援対象の行動を明記しています。
ケース2として、他国を支援する場合の例も。
たとえば、フランスプレイヤーは海軍をSUN.Sに駐留させているとします。英国はJSに海軍を置き、SINの陸軍をBORに上陸させようとしました。仏国は英国のSIN海軍を支援しようとしました。こう書きます。
F SUN.S S England F JS

支援先の部隊が支援をしてても、輸送をしてても、待機と同じ扱いになるので、これで問題がありません。ちなみに、支援対象が移動してしまった場合には、支援はキャンセルされます。あくまで、支援は、行動まで伴って実行が可能になるのです。
輸送
輸送も、ちょっと複雑です。そもそも、海域を渡る場合、陸軍の移動命令はどうかかれるのでしょう?支援のケース2の、今度は英国側を例にしてみましょう。こうなります。
A SIN – BOR
F JS C England A SIN – BOR

陸軍は、単純に、移動元から移動先を書くだけです。そのルートを、海軍が確保してくれているかどうかが移動の鍵になります。海軍側も、陸軍の移動元から移動先を輸送、と書くだけです。「C」は、Convoyの頭文字を取っています。書き方は、支援と一緒ですね。命令解決の際、移動元から移動先までの輸送命令を受けた海軍が、1ルートでも確保されていれば輸送ができます。上記の例であれば海域ひとつですが、次の例は、2海域以上を移動する陸軍の例になります。
A CEY – ARA
F WIO C England A CEY – ARA
F GOA C England A CEY – ARA
F ARA.S C Endland A CEY – ARA

ルート的には、CEY – WIO – GOA – ARAとCEY – WIO – ARA.S – ARAの2つが確保されています。GOAまたはARA.Sの海軍のどちらかが敗走しても、輸送は成り立ちます。命令書を書く上では、ルートがつながっていることだけ気にすればよく、どんなルートで行くかは気にする必要がありません。

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